ラフロイグ10年
こんばんは!
本日のウイスキーはこちら
ラフロイグ10年
このウイスキーも昨日ご紹介した
しかし超優等生のグレンリベットに比べてこのラフロイグ、
超問題児です
Love or Hateってなんだそれ
サントリーさんがこういうのだからよほどなのでしょう
さて、こいつの何が問題なのでしょうか
それはラフロイグがあまりに独特な個性を持つことにあります
それでは、それをサントリーさんのノートを借りて見ていきましょう
うーん・・・
どうでしょう・・・
海藻・・・?磯…?
完全に不穏です。
というかこれ見て酒だと思う人いませんよね・・・
しかしもっと、簡潔かつ本質的な表現があります
それは
今あなたの脳裏をかすめた匂いそのままだと思ってください
磯だのピートだの言いながら実態は正露丸ですからね
びっくりしちゃいますよホント
街角で10人にインタビューすれば、10人が拒否反応を起こすでしょう。
しかし!
この世界に二つとない個性
そしてその中毒性
世にはラフロイグしか飲まないという重病患者がいるとさえ聞きます。
Love or Hate(好きか嫌いか)
実はみんな最初は嫌いなのです。
だって薬臭いんですもの。
しかし、なんだこれと毒づきながらも飲み終わるころには愛すべき存在になっている、ラフロイグはそんな不思議な魔力を持つ酒です。
ぜひ、飲む機会があれば勇気をもって試してみてください。
きっと新しく、魅力的な世界があなたを待っていると思います。
さて、長くなりましたが次は味を見ていきましょう
やはり書いてありますね、海藻
しかしここで目を引くのはレモン、マンゴーではないでしょうか
さきほどまで正露丸とか薬臭いとかさんざん言っていましたが、味はなんと非常にフルーティーです。
グレープフルーツの、苦みと甘さを兼ね備えた大人の味わいが、マンゴーの持つ肉厚でジューシーな感じとともに口の中に広がります。同時に、特殊な製造工程で付与された煙っぽいスモーキーさも爆発しますが、フルーティーさとうまく共存します。
最初は口内が大混乱ですが、次第に各要素があるべきところに帰るかのように収束していき最高のバランスを見せてくれます。余韻はスモーキーで非常に長いです。
いかがでしたでしょうか。
今日の問題児ことラフロイグ君に 少しでも興味を持っていただければ嬉しい限りであります。
酒に限らずとも「こんなもんがあるのか!世界って広いな!」と笑いながら気心の知れた仲間と言葉を交わすのって人生の醍醐味だと思うんですよね。
ラフロイグはそういう人生観を言葉なく伝えてくれているような気がします。
たかが酒、されど酒なのです。
ラフロイグはあなたから語り掛けられるのをいつでも待っていますよ。
ご拝読ありがとうございました。