クライヌリッシュ14年
こんばんは、
に続きまして、本日のウイスキーはこちら。
クライヌリッシュ14年です。
このウイスキー、スコッチの中でもとりわけおいしく、同時にポピュラーでもあります。
ただ旨いだけではないです。
人気どころは批判しないと気が済まない!マイナーこそ正義!なとんでもない天邪鬼をしても旨いと言わしめる、そんな力のあるウイスキーです。
好きな蒸留所を聞かれたら「クライヌリッシュ!」と答えておけばおおよそ間違いないと思います。もちろん、飲んだうえで決めるのが最善ですが。
ちなみに私が個人的に一番好きな蒸留所でもあり、無人島に一本だけ持っていけるとしたらこいつだともうすでに決めています。
ブローラがどうとか、1972がどうとか、オールドがどうとかと聞いてもないのに語り始める人がいても、一切聞く必要はないので安心してください。彼らはただ言いたいだけです。冷笑で迎え撃ちましょう。
実は、本日はこれが一番重要なので、もうこんなブログ閉じて寝てもらって構いません。おやすみなさい。
では、改めましてごきげんよう。
恒例の公式ノートの確認
なんか小難しいこと書いてありますね・・・
これ見て飲みたい!と思う人いないでしょ
こんなこと知らなくてもウイスキーは楽しめるということを、このブログで是非わかっていただきたいです。
要は、甘くてフローラルで飲みやすいってことです。
フローラルってのは後述します。
では次
形式が前回と違うのはスマホから書いてるからです。お気になさらずに。
やはり、この表はわかりやすいですね。
まーだいたいこんな感じなのですが、ヘザーってのがわからないと思いますので補足。
ヘザー(ヒースと呼ばれることもあります)とは、イギリスによく咲いてる花です。
花の香りがする秘密はイギリスの土壌と製法にあります。
ウイスキーは大麦から作られますが、単なる大麦ではなく発芽させたもの、いわゆる大麦麦芽が使用されます。
そして、まさにその発芽を適切な段階で留めるために、煙をたいて乾燥させるのです。
その煙をたくのに燃料としてスコットランドの泥炭(ピート)が使われます。
そして、このピート※こそがヘザーが枯れて堆積してできたものなのです。
それゆえ、ある種のスコッチからはこのヘザーの香りがします。
もし、偶然にお花屋さんなんかで見かけたらかいで見ることをお勧めいたします。
ここで、前のノートに記されていた「フローラル」というコメントがようやくわかりましたが、少しばかり専門的な話でした。お疲れ様です。
なお、ここでいうフローラルと他のスコッチで使われるフローラルは、ヘザーっぽいか、ただ単になんか花っぽいか、というややこしい違いがある場合がございますのでご注意くださいませ。
※以前紹介させていただいたラフロイグ10年にもピートがたかれていますが、ヘザー由来のクライヌリッシュとは違い、ピートが海藻由来のもののため、次元を異にする味わいとなっています。
さて、本日ご紹介させていただいたクライヌリッシュですが、本当においしいです。まじで。
値段のほうですが、ボトル700mlで5,000ほど、バーで頼むと30mlで700~1,100円ほどでしょうか。
ドロッと粘性あるテクスチャーに軽やかに舞うヒース、フレッシュなレモンやオレンジ、そして上品でしっとりとした穀物の甘さが口の中をつつみ、心地よく薄れていく・・・
ハイボールにしてもなお抜群のうまさ・・・
ああっクライヌリッシュ様っ